方法を間違えると、2次的に被害が大きくなる可能性がございますので、なるべく触らず早めにクリーニングへお出しください。
応急処置
清潔なタオルやハンカチ、ティッシュなどでしみ部分を優しく押さえるように当て、汚れを吸い取りましょう。
それ以外は、何も触らずクリーニング店へご相談ください。
やってはいけない事
安易にしみを落とそうとすると、逆に被害が広がる可能性がございます。
やってしまいがちな間違った対象方法を記載いたしますのでご確認ください。
こすってしまう
慌ててしみ部分をこすってしまうと、生地に負担が掛かり毛羽立ちが起きてしまいます。
さらに、付着しているしみが液状の物ですと、汚れの範囲が広がる可能性が高いです。
また、強くこすることで繊維の奥まで汚れが入り込むことを助長してしまいます。
おしぼりを使ってしまう
思わぬ汚れがついてしまう場面として、飲食の時が一番多いかと思います。
出先の飲食店でそのような事態になったときに一番身近にあるものが「おしぼり」です。
反射的におしぼりを手に取り、拭いてしまうことも多いと思いますがこれは要注意です。
おしぼりを消毒する際は塩素を使用しています。
この成分が多く残留している場合には、お洋服の色が落ちる可能性がございます。
必ず落ちる、という訳ではございませんが注意しておいたほうがよいと思います。
強制的に乾かしてしまう
濡れていると良くない気がする、という事でドライヤーや乾燥機を使い強制的に乾燥してしまう方がいらっしゃいます。
これは必ず避けなければなりません。
熱はしみを定着させてしまうため、その後にシミ抜きをしても落としにくくなってしまいます。