風合いが柔らかい紳士物スラックスは、股下部分が毛羽立って破れたりする可能性があります。

最近流行のタイトなスラックスでは股部の擦れ合いが強く、繊維が毛羽立ったり、生地が薄くなって破れかかったりします。
また、ウール製品の特徴的な現象、フェルト化により破れりすることもあります。

フェルト化とは、水分を含みウールのスケール(ウールの表面は”スケール”と呼ばれるウロコ状になっています)が開き、そこに揉み作用が加わることで絡み合い収縮する現象です。

やはり、こちらも腰周りの摩擦が大きいタイトなスラックスで起きやすく、汗をかいたり水分や湿気の多い状況下で着用することにより発生します。
特に自転車通勤の方は摩擦が起きやすいので注意が必要です。

生地が弱っている段階でクリーニングすると、最終的には破れてしまいます。

対処方法

やはりタイトなスラックスではなく、摩擦が少ないゆとりのあるサイズをお選びいただくことが一番です。
ただ、そのシルエットが流行でもあり、気に入ってらっしゃる部分であると思いますので難しいところです。

水分が原因の一つなので、汗をかきやすい夏場での連続着用を避け、何本かのスラックスをローテーションさせるのも防止策となります。
さらに着用後にはすぐに仕舞わず、陰干しして湿気を飛ばしてあげましょう。

ノータックでなくタック付きの物を選択するのも摩擦が軽減されます。

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